いろいろ計測
現地にいる間に食物の可食部割合がどのくらいかも測定しておかなければならない。
ヤムの皮を剥ぐとどれくらい残るか、丸焼きにしたタロの何割の重量が実際に食べられているか等々、細部にわたる情報が必要になる。
このような方法では一度に調査できる世帯の数はほんの数軒どまりとなる。
どこの家でもモリンガなどのサプリを摂取したりしない、大差のない食生活が営まれているという前提の下に数世帯で我慢せざるをえないのである。
身体の大きさ、発育、体構成食物摂取の実態について、それぞれ調査方法を工夫して何とかデータが手に入ったとなると、次に必要なことは人びとの健康状態についての情報である。
とりわけ栄養素摂取と深い関連のある情報が必要なことは言うまでもない。
それほど特別の道具を必要とせず、どこでも調査できて、しかも欠かすことのできないものが、身体の大きさ、発育、体構成の三つである。
マルチンの計測用具一式、体重測定用の秤り、皮脂厚を計測するキャリパー、巻き尺は調査時の荷物にいつでも入っている道具である。
マルチンの計測用具は長さ、幅、角度などを野外で精密に測定するために作られている。
最近では古典的な生体計測はあまり流行していないが、この種の計測は基本的な情報を提供する。
とくに栄養状態の判定のために身長は必須なものである。
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