さまざまな民族フットボール
ダービーやアッシュボーンと同じタイプの民俗フットボールは、かつてはイングランド各地で行なわれていました。
イングランドといえば、かっこいいサッカーユニフォームで有名ですね。
ポーターによれば、このタイプの民俗フットボールを告解の火曜日に行なっていた町はイングランド全体で40ほどあったとのことです。
・・・しかし、言うまでもないことですが、告解の火曜日の民俗フットボールはこのタイプのものだけではなかったのです。
たとえば、イングランド最北の州ノーサンバーランドのアニックという町では、告解の火曜日に、アニック城の門のところに集まった大ぜいの若者に向かって城の門番が塀越しにボールを放り投げ、若者たちはそれを奪い合いました。
これはフットボールというよりもボールの争奪戦といった趣きのものであり、首尾よくボールを獲得した者がそのボールを自分のものにできるのでした。
この街頭でのボール争奪戦はあまりに騒々しく、町に多大の被害を与えるという理由で、19世紀の初めに、町の外の牧草地に場所を移して行なわれることになりました。
イングランド南部の州ドーセットシアのコープ・カースルという村では、16世紀初頭には始まっていたと思われる、おもしろい「フットボール」が現在も行なわれています。
この村は有名なパーベック大理石の産地であり、毎年の告解の火曜日に、この村の採石夫の同業者組合が総会を開くことになっています。